Totonoe‐整‐が考える「リハビリの適切な頻度」
筋緊張のコントロールが回復を左右する?
リハビリを続けているのに、
「良い状態が長く続かない…」
「退院後どれくらいの頻度で通うべき?」
そんな不安を抱えている方は珍しくありません。
結論から言うと、
リハビリの頻度は “身体 × 生活 × 神経学習” の3つで決まります。
そして、適切な間隔を外すと筋緊張がすぐ戻り、回復速度が落ちてしまいます。
この記事では、医療専門職としての視点、第三者の科学的根拠、
そしてTotonoeの“生活23時間デザイン”の哲学を踏まえ、
あなたに最適な「リハビリ頻度」の考え方を分かりやすく解説します。
リハビリの効果はどれくらい持続する?
リハビリ直後には、
・関節の軽さ
・歩きやすさ
・手の開きやすさ
・姿勢の安定
・痛みの軽減
など、さまざまな変化が現れます。
これは一時的な“気分的変化”ではなく、
脳と神経が“良い運動パターン”をつかんだサイン です。
しかし、この良い状態は永続しません。
持続を左右するのは以下の“生活23時間”です。
つまり、
効果が長続きしない=あなたの努力不足ではない。
頻度と生活が合っていないだけ。
この視点を持つだけで、改善のスピードが変わります。
効果が続かないと感じたら、リハビリ間隔を“埋める”ことが必要
リハビリの間隔が空きすぎると、身体は“今の生活”に適応しようとし、
筋肉の緊張(筋トーン)を高める方向に戻っていきます。
その結果、こんな症状が現れます。
これはすべて
生活に合わせて筋緊張を“戻す”という適応反応 です。
だからこそ、効果が持続しないと感じたら
▶ リハビリの間隔を埋める=頻度を調整する
これが改善を早める近道です。

筋緊張が高くなるのは、生活に原因があることが多い
筋緊張は悪者ではありません。
身体は今の生活に耐えるために固めているだけです。
こうした生活の負荷が
“固める動き(悪い学習)”を作っていきます。
YouTube動画でお伝えしていますが、「良くない運動学習」ですね。
Totonoeが大切にしている
「動作 × 習慣 × 管理」
を整えるだけで、筋緊張は自然と安定しやすくなる可能性があります。
運動学習の視点:リハビリ効果は“生活につなげて”初めて定着する
運動学習のプロセスは、
- 動く
- 感覚が入る
- 気づき
- 再学習
- 定着
このループです。
リハビリで良い動作ができても、
生活の中で崩れる時間が長いと、
脳が“悪い動作”を再学習してしまう。
これは神経科学でも証明されており、
「24時間以内の繰り返し刺激は学習効率を高める」
といった第三者の研究データもあります。
つまり、
リハビリ直後よりも大事なのは、次のリハビリまでの“23時間の過ごし方”。
自主トレは“時間を作る”のではなく、生活に“埋め込む”
多くの人が
「自主トレをする時間がない」
と言います。
そこでTotonoeは、
生活の中に運動を埋め込む方式 を採用しています。
- 立ち上がりを1回だけ丁寧に
- 歩き始めの一歩目の意識
- 歯磨き中の重心調整
- 朝の身支度に手指の動きを追加
- 信号待ちで姿勢リセット
これで十分です。
小さな「気づき」は
運動学習を強化し、筋緊張の戻りを防ぐ最強の武器 になります。
短期集中 vs 長期定着 どちらが正解?
結論:どちらも正解。
あなたの価値観と生活状況によって変わります。
① とにかく早く良くなりたい(短期集中型)
- 退院直後に多い
- 週2〜3回の高頻度が適切
- 生活での修正も同時に
- 短期間で大きく変化しやすい
② 生活に馴染ませながら改善したい(長期型)
- 長期の改善に向く
- 週1〜月1回でも十分
- 習慣と生活の両輪で回復
- 旅行・仕事・疲労の揺らぎにも対応可能
リハビリはスポーツトレーニングと同じ。
短期集中で一気に伸ばす時期と、
長期安定させる時期があっていい。
保険外リハビリは“頻度の設計”が命
保険外・自費リハビリは経済的なコストがかかります。
だからこそ、頻度は慎重に決める必要があります。
チケット制の自費リハビリが多いのが現状ですが、
「通いたいのに通えない」という人も多いのが現実。
Totonoeがチケット制を導入しない理由は明確です。
- 頻度が目的になってしまう
- 通えないことで悪化する人を増やしたくない
- 本当に必要な頻度を“自由に選べる”形にしたい
Totonoeの目的は
「改善が続くリハビリライフをデザインする」こと。
回数を売ることではありません。
Totonoeが提供する価値
生活23時間の“機能デザイン”
病院・訪問など医療保険や介護保険のリハビリは時間が限られており、
生活全体の改善まで踏み込むのが難しいのが現実です。
Totonoeでは、
身体・生活・睡眠・動作・環境を統合して設計 します。
- 動作:どこで負担がかかっているか
- 習慣:どこで崩れやすいか
- 管理:生活環境の整え方
- 睡眠:回復の質
- 神経学習:クセの評価
これらをセットで改善することで、
「筋緊張をできるだけ安定させ、良い状態が続く身体」
を共に構築していきたいです。
まとめ:リハビリ頻度は“感覚”ではなく“目的と生活スタイル”で決める時代へ
- 効果が戻るのは生活とのズレが原因
- 筋緊張は“適応のサイン”
- 自主トレより“生活への埋め込み”が最強
- 短期集中型も長期型もどちらも正解
- Totonoeは23時間の生活と価値観から頻度をデザインする
あなたが
「どんなペースで、どんな未来を目指したいのか」
それによって最適な頻度は変わります。
Totonoe‐整‐は、あなたの価値観に寄り添い、
無理なく続けられ、確実に改善が積み重なる
最適なリハビリライフをデザインします。

