三重県で「リハビリ難民」が増えている現状
三重県ではいま、「リハビリを続けたくても受けられない」という声が急増しています。
近隣の名古屋と比べ、保険外(自費)リハビリが少ないのもあります。
病院を退院して半年。
介護保険を申請しても、訪問リハビリが受けられない。
デイサービスでは軽い体操しかできない。
――そんな現状に、本人も家族も「どこに相談すればいいの?」と立ち尽くすケースが少なくありません。
実際、厚生労働省の「介護予防リハビリテーション実態調査(2023)」によると、
退院後6ヶ月を過ぎても日常生活動作(ADL)が向上するケースは約4割にのぼります。
つまり、「まだ伸びる可能性がある人たち」が制度の枠からこぼれ落ちているのです。
Totonoe‐整‐は、そんな“リハビリ難民”と呼ばれる方々の最後の受け皿として、医療専門職による「機能で整える」訪問リハビリを行っています。
リハビリが続けられない3つの制度的ギャップ
医療保険リハビリの「期限の壁」
回復期病棟では、脳卒中や骨折などのリハビリが**最大180日(6ヶ月)**までに制限されています。
最大180日なので、3か月ほどで退院される方も少なくありません。
たとえ「あと少しで歩けそう」「もう少し手が動きそう」と思っても、保険の範囲が切れると続けることができません。
病院を出る時点でリハビリが“打ち切り”になる――これがリハビリ難民の出発点です。
また病院のリハビリは「家に帰る」ということがまずのゴールになってきます。
介護保険の「維持期」問題
退院して、自宅生活では介護保険に切り替わり、リハビリの時間=量は格段に減少します。
要支援・要介護の枠では、週1回20分という短時間リハが中心。
「筋トレだけ」「マッサージだけ」にとどまり、本来の“生活機能の回復”までは届きません。
通院・移動の壁
高齢者や片麻痺の方にとって、通院は一苦労です。
送迎サービスがなければ、家族が付き添わなければ行けません。
その結果、「受けたいけど行けない」「通うのは家族への負担」という現実的な壁が立ちはだかります。
🧩この3つのギャップこそ、保険外訪問リハビリが必要とされる社会的背景です。
保険外リハビリとは?怪しいサービスではない理由
「自費=怪しい」は誤解です
「保険外」「自費リハビリ」と聞くと、「高額そう」「怪しい」という印象を持たれる方も少なくありません。
しかし近年では、医療国家資格を持つ理学療法士・作業療法士が立ち上げる自費リハビリ施設が全国で増えています。
これは、制度の限界に直面した専門職たちが「もっと改善させたい」という想いで始めた動きなのです。
そうといっても、ビジネスを目的にされている企業も多くあります。もちろんお仕事なので金銭のやりとりは発生します。そのため、実際にリハビリを提供されている方がどのような想いでされているのか?が大切かと感じています。
実際のデータが示す効果
Journal of Rehabilitation Medicine(2022)の報告では、
保険外リハビリを継続した患者は、保険リハ終了群に比べて機能回復スコアが1.6倍高いことが示されています。
つまり、リハビリの“量”と“質”が改善を左右するという科学的事実があります。
実際に保険外リハビリを活動して10年経過するのですが、お金の負担があるので気持ちの入り具合ももちろん異なると思います。結果をより求めている方が利用されることもあり、よりコミットしやすいのは当然の世界だと感じています。
Totonoe‐整‐が大切にする透明性と安全性
Totonoe‐整‐では、
・国家資格者(作業療法士・理学療法士)のみが施術を担当
・経験年数だけなく、同業者に指導できるベテランのみ在籍
・リハビリ以外の時間についてのアドバイスも重要
という機能改善のためにどのように生活するのかまでデザインします。
Totonoe‐整‐が目指す「機能改善デザイン」という新しいリハビリ
“痛みを取る”ではなく、“動きを取り戻す”
Totonoe‐整‐のリハビリは、マッサージやストレッチだけではありません。
私たちが目指すのは、「人間が本来もつ動きを取り戻すこと」。
筋肉・関節だけでなく、神経・姿勢・睡眠・呼吸といった**“機能全体”を整える**ことを大切にしています。
「Function Design(機能デザイン)」という考え方
機能で整えるとは、“再構築”です。
日々の生活動作をデザインし直すことで、動きの再現性を高めます。
毎日の動作の癖というのは、根強く習慣化されています。
Totonoe‐整‐のリハビリは、単なる運動指導ではなく、日常動作の「機能の再設計」です。
リハビリを続けたい人がたどり着く「第3の選択肢」
退院後も、成長は止まらない
脳卒中のリハビリ研究では、発症後1年以上経っても神経可塑性(脳の再学習能力)は続くことが確認されています。
(出典:Nature Reviews Neurology, 2020)
つまり、「もう治らない」と言われた後も、脳と身体は変化できるのです。
例えば、脳卒中は進行性の病気ではありません。しかし、なぜ退院して数年経過したあとに歩きづらく、歩けなくなるのでしょうか?
普段の身体の使い方や動作が積み重なるとそのような経過を辿る人も少なくありません。
Totonoe‐整‐のサポートは、単なるリハビリではない
・再び歩けるようになりたい
・箸を使って食べたい
・旅行に行きたい
・家族と同じ食卓を囲みたい
そんな“生活のゴール”を中心に、目標設計を行います。
「できるようになった」を積み重ねることで、心も身体も前に進むリハビリを提供しています。
地域で「再び動ける自分」を取り戻す
Totonoe‐整‐の代表石垣は、桑名市・東員町・四日市市・いなべ市を中心に、愛知・岐阜の一部エリアにも訪問しています。
地域の医療機関・ケアマネジャー・福祉施設と連携し、「どこにもつながれなかった人」なども支援しています。
地域に根ざした活動だからこそ、
「誰が来てくれるのか」「どんな人が担当するのか」が見える。
信頼関係を築きながら、安心してリハビリを継続できます。
実際に多いご相談例
- 退院したけど、まだ歩きにくい
- 手がこわばって、服が着づらい
- 介護保険のリハビリでは物足りない
- 整体やマッサージでは変化が続かない
- 遠出が難しく、通院ができない
- ベテランの先生にみてほしい
こうしたお悩みを、私たち機能改善に特化した専門家が“生活動作レベル”でサポートします。
筋力や可動域だけでなく、「転倒リスク」「動作のクセ」「生活の質」まで評価することで、
“根本的に動ける身体”をつくることを目指します。
初回相談では「身体の状態を見える化」
初回相談では、姿勢・関節可動域・筋緊張だけでなく、生活習慣などを多角的に評価します。
その上で、「今の状態」と「改善の伸びしろ」を明確にお伝えします。
もちろん1回だけで全てを網羅することは難しいです。そのため、継続して関わることができたら何よりです。しかし、まずは効果や方向性など感じれるよう、優先順位をつけお伝えできればと考えております。
必要に応じて、次のような提案も行います。
- 姿勢と環境の調整
- 家でできる運動・ストレッチ指導
- 食事・睡眠リズムの見直し
- 家族への介助アドバイス
リハビリ以外の時間やリハビリ以前の土台についてもお話します。
だからこそ、生活全体の設計が欠かせません。
よくある質問(FAQ)
Q1. 保険外リハビリはどんな人に向いていますか?
→ 保険の範囲を超えても「もっと動けるようになりたい」「自分のペースで続けたい」方に最適です。
特に脳卒中・パーキンソン・整形疾患後・神経難病など、改善意欲のある方に選ばれています。
Q2. 保険外だと高額ではありませんか?
→ 内容によりますが、保険の全額自己負担と大きく変わらないケースもあります。
保険内のリハビリと併用して利用される方も多いです。セカンドオピニオンのように利用されることもあります。
Q3. どの地域まで来てもらえますか?
→ 各スタッフによります。こちらはお気軽に一度ご相談ください。相談時にある程度の住所を提示いただければ、お見積りを事前にお伝えすることが可能です。
Q4. どんな人が担当しますか?
→ 国家資格を持つ作業療法士・理学療法士が担当します。
担当制で、あなたの目標を長期的にサポートします。地域にもよりますが、他の訪問スタッフが可能であれば、チームで対応させていただくことも可能です。
Totonoe‐整‐が選ばれる3つの理由
1️⃣ 医療職が担当する安心の専門性
→ 国家資格+臨床経験7年以上のスタッフが在籍。
2️⃣ 「整える」リハビリ設計力
→ 身体機能×生活マネジメントを総合的に再構築。
3️⃣ 地域密着×訪問スタイルの柔軟性
→ 自宅・施設・職場など、生活の場で実践的に支援。
地域から始まる「リハビリの再構築」
三重県には、病院でも介護でも救えない“隙間”があります。
Totonoe‐整‐は、その隙間に光を灯す存在でありたいと思っています。
病院が終わっても、リハビリは終わりではない。
もう一度、動ける自分を取り戻そう。
私たちは、あなたの「まだできる」を信じています。
【まとめ】リハビリを「続ける」選択肢を、三重から。
- 三重県ではリハビリ難民が増加中
- 医療・介護保険の制度ではフォローしきれない層が存在
- 保険外訪問リハビリがその受け皿として機能
- Totonoe‐整‐は「機能で整える」リハビリで機能改善を追求
- 桑名・東員町・四日市・いなべ・愛知・岐阜まで広域対応
👉 まずは**初回相談(身体の状態を見える化)**から。
あなたの「もう一度、動きたい」に寄り添います。

