
はじめに:現場は、まだ変われる
「歩行の治療は難しい」
そう悩むセラピストは全国にいます。
同時に、病院や施設でリハビリに通い続けている患者さん・ご家族からも
「もっと良くなる方法があるはずなのに…」
そんな声が多く届きます。
——だからこそ、現場のセラピストが変われば、患者さんの未来は変わる。
その思いから、11月30日(日)、愛知県一宮市の 一宮市立市民病院 にて
【バイオメカニクスを活かした歩行の治療セミナー】を開催しました。
定員50名のところ、最終申し込みは 56名。
愛知県だけでなく、鹿児島・関西・関東 からも参加が集まりました。
「臨床がもっと良くなるはずだ」
そう信じて学び続けるセラピストの熱量が、会場の空気を変えた一日でした。
講師は、運動器・バイオメカニクス研究の第一人者
国際医療福祉大学大学院
福祉支援工学分野教授・石井慎一郎先生

石井先生は、臨床家・研究者の両面から高く評価される、日本トップクラスの運動器リハビリ専門家。
“動作の本質を見抜く力”に定評があり、書籍・論文・講義を通じて全国のセラピストに影響を与え続けています。
■ プロフィール
- 博士(保健医療学)
- 運動器系疾患の理学療法・バイオメカニクスが専門
- 神奈川県立保健福祉大学リハビリテーション学科 教授
- 国際医療福祉大学大学院 福祉支援工学分野 教授
臨床と研究がつながった先生の講義は、「すぐ現場で使える再現性の高さ」で全国的に評価されています。
なぜ、このセミナーが求められているのか?
① 机上論では限界がある
歩行治療は“言語化しづらい領域”。
頭で理解していても、動作を変える技術に落とし込むには 手の使い方・体の向き・誘導方向 など、
細かな実技が必要です。
今回のセミナーは「明日から使える臨床技術」にこだわり、
✔ 誘導の方向
✔ 荷重の作り方
✔ 股関節・骨盤の操作
✔ 患者さんの反応の読み取り
など、現場で迷いがちなポイントを徹底して学ぶ構成としました。
② バイオメカニクスの“最前線”が臨床で使える時代に
最新研究では、歩行のメカニズムを 関節単体ではなく「連鎖」 として捉える視点が急速に進化しています。
特に以下の概念は、臨床で即効果を実感しやすいと評判です。
- 荷重応答期の骨盤回旋
- 立脚後期の股関節伸展・骨盤前傾
- 遊脚期の膝・足関節の協調
- 歩容の乱れと代償パターンの関係
こうした最新知見を“わかりやすく・再現しやすく”伝えられる講師は全国でも貴重です。
③ 実技中心だから、手の使い方まで落とし込める
机上では学べない「セラピストの身体の使い方」こそ、歩行介入の本質。
今回のセミナーでは、
- 私たちが何をもって操作するのか
- 触り方ひとつで誘導が変わる理由
- 余計な一言で違った動作になる誘導発言
- 治療者の立ち位置が生む“差”
など、細かな技術をその場で体感。
参加者からは
「今までの歩行介入と全く違う感覚だった」
「患者さんの変化がイメージできた」
という声も多く、臨床の質を一段引き上げる内容 となりました。
全国から56名が集まった理由
「学び続ける仲間がいる場所」を求めるセラピストが増えている
今回、もっとも驚いたのは 参加者の地域の広さ。
- 愛知、岐阜、三重など東海圏
- 大阪、兵庫など関西
- 東京、神奈川など関東
- 最長はなんと鹿児島から
“質の高い現場力”を求めて移動するセラピストが確実に増えています。
これは、いま医療界で起きている流れとも一致します。
リハビリ難民の方へ:
ここには「本気で学び続けるセラピスト」がいます
私(石垣)は、多くのリハビリ難民の方から
「どこに相談したらいいかわからない」
「本気でみてくれるセラピストに出会えない」
という声をいただきます。
でも、昨日の会場には
“患者さんの未来のために、学び続けるセラピスト” が56名集まっていました。
あなたの体が良くならないのは、あなたのせいではないかもしれないです。
正しい知識と、適切な技術を持ったセラピストに出会えていないだけかもしれません。
Totonoeでは、こうした 本質に基づいたリハビリ技術 を軸に、
あなたの改善を“機能”から支えています。
参加者の声(一部)
- 「あっという間に1日おわりました。もっと聞けた」
- 「明日さっそく臨床でやってみます!」
- 「本で勉強したことが実技でできて納得できました」
- 「手技の背景を知れたから、触り方1つでも全然違いますね」
- 「参加しているみんなが熱心で負けてられないというか、やばいなと思いました」










