あなたは今、こんな不安を抱えていませんか?
・病院では歩けたのに、家に帰ったら歩けない
・歩くたびに不安定で代償が強くなる
・リハビリを頑張っているのに改善の実感がない
・ロボット歩行訓練を受けたのに日常生活につながらない
これらは努力不足ではありません。
むしろ、脳が歩行を“自分の動き”として理解できていない状態です。
そしてこの問題は、病院や通所だけでは解決しにくいことがあります。
なぜなら歩行は「その人が暮らす環境で学習される」ためです。
Totonoeは、人の姿勢・動作 × 環境適応 × 生活習慣・管理に精通した訪問リハ専門チームとして、あなたの生活環境の中で「本当に歩ける未来」を取り戻すサポートを行っています。
なぜ病院では歩けるのに、家では歩けないのか?
これは多くの方が抱える疑問ですが、理由はシンプルです。
歩行は「場所ごとに学習される」からです。
病院には、
・平らで硬い床
・広いスペース
・一定の明るさと見守り
・転倒しづらい環境
といった “歩きやすい条件” が揃っています。
しかし自宅は全く違います。
・段差
・狭い廊下
・家具の配置
・床の柔らかさ
・家特有の生活動線
・不安や恐怖心
これらが変われば、脳は再び「ここでの歩き方は?」と探り直す必要があり、歩行が不安定になるのは自然なことです。
あなたのせいではありません。
歩行回復の核心:脳は“外側から動かされた歩行”を学習できない
歩行改善には、脳が次の3つを経験する必要があります。
この3つが揃ったとき、脳の運動プログラム(Motor Learning)が書き換わります。
しかし、ロボット補助や多人数介助の歩行は、
・意図が弱い
・実際の動きが外部の力によって決まる
・結果としての感覚が自分の力と一致しない
という状態になりやすく、脳が「これは自分の歩行だ」と理解しにくくなります。
これは科学的にも確認されている“学習原理”です。
ロボット歩行や多人数介助は悪ではない。ただし限界はある
ロボットにも対人介助にもメリットがあります。
・転倒のリスクを下げられる
・姿勢保持が安定する
・「歩いている感じ」が得られる
・最新機器の使用で意欲が高まる(動機づけ効果)
特に、「やっている感じ」が得られることは、リハビリ意欲の向上にとって大きな価値があります。
しかし問題は──
ロボット環境で学習した歩行は、ロボット環境でしか発揮されない
という点です。
これは対人介助でも同じで、
“外側の力に適応した歩行” は、日常生活での再現性が低いことがあります。
代償動作は悪ではない。脳が「今の環境」に適応した結果
代償動作(ぶん回し・反張膝・肩の引き上げなど)は、
あなたが怠けているわけでも、間違っているわけでもありません。
脳が今の身体条件と環境の中で
“安全に歩くための最適解”
として選んだ動きなのです。
代償は責めるものではありません。
大切なのは「代償が生まれにくい条件を整えること」です。
ここは訪問リハだからこそ最も強い領域です。
歩行は「歩けば良くなる」わけではない:腰椎前弯の研究より
霊長類で行われた研究では、
二足で“歩いた猿”よりも、
二足で“立たせただけの猿”の方が、腰椎前弯が強く形成されたことが報告されています。
腰椎前弯は、人の直立二足歩行に欠かせない構造です。
この研究が示しているのは、
歩行の基盤は「脚を出すことそのもの」ではなく、
立位・姿勢・荷重といった“身体の土台”である
ということです。
つまり、
「歩けば歩くほど良くなる」は誤解です。
何を、どの環境で、どう学習するかが重要です。
Totonoeが訪問リハにこだわる理由:人は環境に適応して歩く
Totonoeは、通所ではなく“訪問”で活動しています。
理由はただ一つ。
人の脳は「生活環境」に適応して動作を学習するためです。
あなたの家こそ、あなたの歩行が最も変わる場所です。
訪問では、
・姿勢
・動作のクセ
・環境への適応
・生活習慣
・動作のタイミング
をすべて統合して評価し、改善できます。
これこそが「歩行改善」の本質です。
Totonoeのアプローチ:脳が混乱しない条件をつくる
Totonoeは、次のことを大切にしています。
この環境が整うと、脳はこう理解し始めます。
「これは私の動きだ。覚えよう。」
この瞬間から、歩行は変わり始めます。
結論:歩行をつくるのは外側の力ではなく“あなたの脳と生活環境”
ロボットにもメリットがあり、対人介助にも役割があります。
しかし歩行を“本当に”変えるのは、
外側から動かされた歩行ではなく、
あなた自身の脳が学習した歩行です。
そして脳は、あなたが暮らす環境でこそ本物の歩行を獲得します。
Totonoeは、
姿勢・動作・環境適応・生活習慣に精通した訪問リハ専門チームとして、
あなたが“本当に歩ける未来”を取り戻すサポートを続けています。

