「リハビリは受けている。でも、このままで本当に大丈夫なのか…」
脳梗塞後遺症による片麻痺を抱える方、そして支えるご家族から、私たちはこの言葉を何度も聞いてきました。
こうした悩みの背景には、「保険内リハビリ」と「自費・保険外リハビリ」を対立構造で捉えてしまっている現状があります。
結論からお伝えします。
脳梗塞後遺症の片麻痺において重要なのは、“どちらが正しいか”ではなく、“どう組み合わせるか”です。
この記事では、
脳梗塞後遺症・片麻痺のリハビリで起きやすい「すれ違い」
まず理解しておきたいのは、多くの方が「リハビリ=良くしてくれるもの」と期待している一方で、制度上のリハビリは必ずしも「最大限の改善」を目的に設計されていないという現実です。
よくある声
これは誰かが悪いわけではありません。
制度の目的が違うのです。
保険内リハビリの役割とは何か?
保険内リハビリ(デイ・訪問・外来)の本質
保険内リハビリは、
**「生活を安全に維持すること」**を主目的として設計されています。
これは社会保障として非常に重要な役割です。
ただし、限界もある
一方で、制度上どうしても以下の制約があります。
つまり、
「悪くしない」ことには強いが、「もっと良くする」ことには限界がある
これが保険内リハビリのリアルです。
自費・保険外リハビリの役割とは?
自費・保険外リハビリが担うもの
自費・保険外リハビリは、制度の枠に縛られない分、目的が明確です。
私たちTotonoeでは、
「回数」よりも「中身」
「その人の生活にどう繋がるか」
を徹底的に設計します。
自費だからこそできること
- 90分・120分など十分な介入時間
- 評価 → 仮説 → 介入 → 再評価の高速ループ
- 姿勢・動作・環境・習慣まで含めた総合設計
これは、保険内リハビリを否定するものではありません。
役割が違うのです。
なぜ「併用」が最適解なのか?
医療専門職の視点から見た合理性
脳梗塞後遺症の片麻痺は、
神経・筋・感覚・動作・生活習慣が複雑に絡み合っています。
そのため、
という役割分担が、最も合理的です。
例えるなら
保険内リハビリは「インフラ整備」
自費リハビリは「リノベーション」
どちらか一方では、住みやすい家にはなりません。
第三者視点:ご家族・支援者から見た併用の価値
実際に併用しているご家族から、こんな声があります。
これは、
**身体の変化+“主体性の改善”**が同時に起きているサインです。
リハビリは、身体だけでなく、
その人の人生の時間をどう取り戻すかでもあります。
自費リハビリを検討する前に知っておくべきこと
自費リハビリは、正直に言えば「どこでも良い」わけではありません。
自費リハビリの選び方
👉 こちらの記事で詳しく解説しています
https://totonoe-reha.site/1187/
療法士の質という現実(セラピストガチャ問題)
👉 療法士選びの視点はこちら
https://totonoe-reha.site/1223/
併用は大切。でも、誰とやるかはもっと大切。
Totonoeが大切にしている哲学
私たちTotonoeは、
「リハビリを提供する側が主役」とは考えていません。
主役は、
日々の生活を生きているご本人です。
- その人の生活
- その人の価値観
- その人が“やりたい動き”
これらを無視したリハビリは、どれだけ技術があっても続きません。
改善は、生活の中でこそ積み上がる。
それが、Totonoeの一貫した考え方です。
まとめ|「併用」という選択は、前向きな戦略
- 保険内リハビリは「守り」
- 自費・保険外リハビリは「攻め」
- 併用は「戦略」
脳梗塞後遺症の片麻痺において、
「もう制度が終わったから仕方ない」
そんなふうに可能性を閉じる必要はありません。
正しい情報を知り、正しい組み合わせを選ぶこと。
それ自体が、立派なリハビリの一部です。
もし今、迷っているなら
「今のリハビリが合っているのか分からない」
「自費リハビリを使うべきか判断できない」
そんな方は、
“選ぶ前の整理”から一緒に行うこともできます。
無理に勧めることはありません。
まずは、状況を正しく整理するところから始めましょう。

